メールを読む心構え

これから大型の休暇シーズンに突入していきます。
日本では年末年始という形ですし、いろいろな国ではクリスマスから始まる休暇シーズンです。
このような時期においては、サイバー脅威も増加する傾向にあります。
いろいろな脅威キャンペーンが展開されてしまうことになりそうですが、それらのなかで特に増加が懸念される種類は次のようなものが想定されます。

  • 請求書詐欺
    詐欺師は偽の請求書を送りつけ、通常は「請求」に異議を唱えるために電話をかけさせ、このつながりを利用して被害者に支払いをさせます。
  • 有名人を騙る詐欺
    詐欺メールは、有名人本人から送信されたように見せかけたり、特定の有名人がランダムな製品を宣伝していると主張したりします。
  • 恐喝詐欺
    被害者は、自宅住所の詳細が記載された悪質で恐ろしいメールを受け取ります。
    住所の写真が添付されている場合もあります。
    メッセージにはいくつかのバージョンがありますが、一般的には、身体的危害を加えると脅す内容か、ハッキングで入手したという有害な個人情報を公開すると脅す内容です。

こういった内容のメールは、場合によっては、利用しているメールシステムの側でフィルタしてくれたりすることもあります。
しかし、全部が除去されてくれるとは期待できません。
わたしたちの手元に届いてしまうものもあるでしよう。
Googleがメールを読むときの基本スタンスについての推奨を説明しています。

  • スピードを緩めましょう
    詐欺は多くの場合、「緊急、即時、無効化、不正」などの用語を使用して、緊急感を演出するように作られています。
  • スポットチェック
    調査を行って、電子メールの詳細を再確認してください。内容は意味を成していますか? 送信者の電子メール アドレスを検証できますか?
  • やめてください! 送信しないでください
    評判の良い個人または代理店が、その場で支払いや個人情報を要求することは決してありません、と Google は主張しています。
  • 報告する
    疑わしいものを見つけた場合は、スパムとしてマークしてください。

納得感を感じます。
詐欺師は、緊急という状態を作りだす、とか、非常に魅力的な提案をする、といった方向性で冷静な判断をする余地を失わせていきます。
こういった詐欺の傾向は普段でも同じなのですが、休暇シーズンでは特に増加することが考えられます。
最後の砦は人の部分です。
落ち着いて過ごしましょう。

Email scams surge over the holiday — here’s how Gmail keeps you safe

https://blog.google/products/gmail/gmail-holidays-2024-spam-scam/

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