標的規模の誤ったイメージ

マルウェアによる脅威は、ますます大きなものになってきています。
そして、そのなかでも大きな存在で気をつけたい脅威の中に、ランサムウェアがあります。
とても危険なため、それが注意の必要な脅威だということは、多くの人が知っていることに思います。
しかし、人によっては、なんとなく別世界の話のような感じがあるかもしれません。
そういう気持ちを改める必要がありそうな話があります。

  • 2,300ドル
    これはなんの金額でしょうか。
    なんとランサムウェアの身代金額です。
    桁が違うイメージがありませんか?
    でも、これはPhobosのアフィリエイトの実施した米国の医療提供者が被害者となった事例の身代金額でした。
    たぶん確認されている中での最低金額なのではないでしょうか。
    「うちを狙ってもそんなに大きな金額を請求できない感じがするだろうし、うちは攻撃対象に選ばれないんじゃないかな」なんていうことはなさそうです。
    攻撃者は手当たり次第に仕掛けてくるという感じです。
  • 470万ドル
    こちらはなんの金額でしょうか。
    ランサムウェアのもう一つの関連事項である、回復にかかる費用の金額です。
    細かな条件が開示されていないので詳細は不明ですが、回復にかかった費用の平均額がこれだというのです。
    この金額には身代金は含まれていません。
    純粋に回復にかかる費用だけで、この規模感です。
    被害にあってしまうと大変なことになるということを感じさせられる金額の大きさです。

誰でも被害にあうことを想定する必要があって、被害にあってしまうと元に戻すことがとても大変だということです。

サイバー脅威に対して漠然と「うちがやられることはないだろう」というようなことを感じる人もいるでしょうか。
しかし、そうもいっていられない感じです。

No company too small for Phobos ransomware gang, indictment reveals

https://www.malwarebytes.com/blog/news/2024/12/no-company-too-small-for-phobos-ransomware-gang-indictment-reveals

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