Unsecure Wi-Fiとun-safe Wi-Fiに対策できる機構が利用できるようになりました。
この機構の利用のためにはMicrosoft 365 PersonalかFamilyサブスクリプションにリンクされた個人用Microsoftアカウントが必要となっています。
権利がある場合、Defenderアプリを入手できます。
この保護機構は、このDefenderアプリに搭載された新しい機能です。
- Unsecure Wi-Fi
Unsecure Wi-Fiは安全ではないWi-Fiです。
セキュリティ暗号化が弱い可能性のある公共のWi-Fiホットスポットなどが、これに該当します。
こういった環境を利用する場合、通信の中の個人情報を取得される可能性があります。
このような状態となった際に、事前に設定しておけば、自動的にDefenderアプリのプライバシー保護を利用することができます。 - un-safe Wi-Fi
Un-safe Wi-Fiは疑わしいWi-Fiです。
Wi-Fiホットスポットがある場所で動作しているWi-Fiデバイスは、必ずしも、その場所でもともと提供されているものであるとは限りません。
空港などの人が多く行き来する場所では、ならず者なデバイスが同じSSIDのデバイスとして紛れ込んでいる場合もあります。
いわゆるEvilTwin攻撃です。
こういった環境を利用する場合も、通信の中の個人情報を取得される可能性があります。
このような状態となった際に、事前に設定しておけば、自動的にDefenderアプリのプライバシー保護を利用することができます。
これらの検出には、Wi-Fiホットスポットの複数の特性を調べて疑わしいかどうかを判断するDefenderヒューリスティックが使用されます。
Defenderアプリのプライバシー保護機能は、Defender VPNとも呼ばれます。
安全でない環境であることがわかったら、自動でVPN接続にしてしまえばいいじゃないか、という発想ですね。
この機能はまだ提供が始まったところです。
一部の国や地域で先行して提供が開始されています。
今後、準備が進めば順次提供される地域は拡大していくことと思います。
こういった機能がもっと容易に利用できるようになっていくといいですよね。
Keep your online activity safer on public Wi-Fi with Microsoft Defender for individuals
https://techcommunity.microsoft.com/t5/security-compliance-and-identity/keep-your-online-activity-safer-on-public-wi-fi-with-microsoft/ba-p/4251376
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