セキュリティカメラのシステムが侵害されたというニュースがありました。
15万台のカメラのライブ映像がアクセス可能な状態になった、とありました。
このニュースそのものにも驚きですが、それ以上にしびれたのは、そのそもそものシステムの内容でした。
システムの機能などは概ね次のようなもののようです。
- そのシステムはサービス提供されているもので、自動車メーカやソフトウエアベンダーや病院や刑務所などで使用されている
- その映像は顔認識システムで処理されている
- 顔認識された人物は識別後分類整理される
- 分類は、性別、衣服の色、顔など様々な属性で実施され、それらを使って検索やフィルタリングできる
- 映像は4Kの解像度でアーカイブされている
それぞれの機能が技術要素として実現済みであることは知っているつもりでした。
しかしそれらが実際に組み合わせて利用開始されていて、現実のサービスとして提供されていることに驚きました。
今回のシステムにおいては顔認識サービスはベータであり使用する予定はありません、というコメントも出ているようです。
ある日、
「あなたは1か月に18回もコンビニで肉まんを買って食べていますね。健康上良くないですよ。」
みたいなことを誰かに言われちゃうかもしれません。
いろんな意味でぞっとします。
できるかできないかではなく、やるかやらないか、となってしまっています。
これはすでにSF映画のなかの話ではありません。
参考記事(外部リンク):150,000 security cameras hacked, exposing Tesla, prisons, hospitals
www.business-standard.com/article/international/150-000-security-cameras-hacked-exposing-tesla-prisons-hospitals-121031100060_1.html
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