かつてはいろいろなシステムが社内で動作していました。
近頃はそれらのシステムの多くがクラウドに移行されたり移行されることが計画されていたりします。
そんなシステムの一つに給与管理システムもあります。
クラウドで給与管理機構を提供する大手が、ランサムウエア攻撃にあいました。
詳細は明らかになっていませんが、システムの性質上、非常に多くの機密性の高くあるべきデータを保有しているシステムです。
通常の企業に対するランサムウエア攻撃では、被害対象はその組織や取引のある組織に限定される、とも言えますが、こういったクラウドサービスで多くの組織のデータを保有するサービスが侵害されると、1つの攻撃で影響する組織の数が途方もない規模となることが考えられます。
ちなみに、この事例のクラウドサービス事業者の顧客数は80000社を超えています。
とても怖いことです。
今回の被害の範囲が全体ではないということのようですが。
こういったことがクラウド化の流れのブレーキとなることは考えにくいですが、よく考える必要がありそうです。
参考記事(外部リンク):Payroll giant PrismHR outage likely caused by ransomware attack
www.bleepingcomputer.com/news/security/payroll-giant-prismhr-outage-likely-caused-by-ransomware-attack/
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