もうすぐWindows10が終了します

Windows10は、Microsoft社が開発・提供するオペレーティングシステム (OS)です。
パソコンやタブレットなどで動作し、Windows7やWindows8.1の後継として2015年にリリースされました。
もう10年になるのですね。

Windows11は、Microsoft社が開発・提供するオペレーティングシステム(OS)で、Windows10の後継バージョンです。
2021年10月5日にリリースされ、デザインの刷新やゲーム機能の強化、AI機能の搭載など、様々な新機能や改善が施されています。
こちらはリリースから約4年です。

ながい年月の中で、このWindows10が終了を迎えようとしています。
2025年10月14日以降、Windows Updateを介したWindows10の無料ソフトウェア更新プログラム、テクニカルサポート、セキュリティ修正プログラムが、Microsoftから提供されなくなります。
脆弱性の修正が提供されなくなるということは脆弱性が対策されないということだけではなく、新たな脆弱性が存在するかについてのニュースが出てきにくくなることを意味します。
なんらかの新たな脆弱性についての情報があるとき、場合によっては脆弱性に直接対策するパッチ適用ができなかったとしても別の対策を講じることができることもあるでしょう。
しかし脆弱性が存在することを知ることができない場合、その別の対策を検討するトリガーとなる情報がないということになるのです。
メンテナンスが継続されていないものを利用するということの深刻さがこのあたりにあります。

新しいOSに乗り換えるための猶予期間は、今回の場合は約4年間あったわけです。
単にOSを購入するとか環境を再構築するということだけでなく、従来使用していたPCによっては新しいOSに対応していないため機器を購入しないと乗り換えることができないという場合もあることでしょう。
これは簡単なことではありません。
しかし、生活を便利にしてくれる機器を使用することで安全が脅かされることは避けたいところです。

まだWindows10の利用を継続している環境は、身近にありますか?
必ずしもWindows11という選択肢だけに絞る必要はないと思います。
なんらかのメンテナンスが継続されているものに乗り換え、適切なパッチケイデンスを維持し、安全な生活を維持していきましょう。

60-Day Reminder: Windows 10, version 22H2 will reach end of servicing on October 14, 2025
https://learn.microsoft.com/en-us/windows/release-health/windows-message-center#3632

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