2026年1月なにが起きた?ほぼこも的セキュリティまとめ

※この記事の全文は、2026年1月に「ほぼこもセキュリティニュース」で取り上げた情報をもとに、生成AIによって要約・構成しています。

年が明けてひと月。
業務のリズムもようやく通常運転に戻ってきた頃かと思いますが、サイバーセキュリティの世界では、相変わらず年明け感とは無縁の動きが続いていました。

というわけで、今月もお届けします。「ほぼこもセキュリティニュース・月イチまとめ」第9回。
生成AIの力を借りながら、2026年1月のトピックをあらためて振り返っていきます。

新年最初の1か月で、何が起き、何が積み残されたのか。
2月以降の運用を考える前に、少し立ち止まって整理する時間として、本まとめをご活用いただければ幸いです。

サイバーセキュリティトレンドの概観:2026年1月の振り返り

2026年1月は、情報窃取型マルウェアやフィッシングを起点とした侵入、業務・開発ツールの悪用、AIを巡る攻防など、複数のレイヤーで脅威が並行して確認された月でした。特定の新奇な手法が突出したというよりも、既存の攻撃モデルが多様な形で組み合わされ、利用環境や信頼された実行基盤を前提とした攻撃が目立っています。

また、サポートが終了したネットワーク機器に対する脆弱性の問題も取り上げられ、攻撃そのものだけでなく、パッチ提供を前提とできない環境が内包する構造的なリスクが改めて可視化されました。個別の脅威対応に加え、ツールや機器のライフサイクル管理を含めた全体的なリスク整理が求められる状況が続いています。

マルウェアの多様化と情報窃取型攻撃の拡大

2026年1月は、情報窃取を目的とするマルウェアの事例が複数確認されました。
VVS StealerはDiscordトークンやブラウザデータを標的とし、PyInstallerや難読化技術を用いた配布が特徴です。StealCPDFSIDERといったインフォスティーラーも観測され、MaaSとして提供されるケースやDLLサイドローディングを利用した手法が報告されています。
さらに、Tsundere Botのように情報窃取とボットネット機能を併せ持つマルウェアも確認され、攻撃機能の多様化が進んでいる状況がうかがえます。

フィッシングと多段階攻撃による侵入手法

フィッシングを起点とした侵入手法も引き続き確認されました。
請求書を装ったメールからAsyncRATを配布する多段階攻撃や、偽のBooking.comサイトで偽のブルースクリーンを表示させる手口が報告されています。いずれもユーザーの操作を前提とした攻撃であり、正規の業務やWeb利用の流れに紛れ込む点が特徴です。
メールやWebを起点とする侵入経路が、1月も主要な攻撃手段であり続けたことが示されています。

業務・開発ツールを起点とした侵入と悪用リスク

n8nNi8mare脆弱性SmarterMailの問題のように、脆弱性そのものが侵入点となるケースがある一方で、Git for WindowsVisual Studio Codeでは、正規のファイルや拡張機能が悪用される事例が報告されています。
いずれも利用頻度が高く、実行環境として信頼されている点が共通しており、業務・開発ツールが攻撃の起点として利用されるリスクが改めて確認されました。

AI・自動化技術を巡る攻防

AIや自動化技術を巡る動きも、1月の特徴的なテーマでした。
VoidLinkのようなAI活用型マルウェア開発フレームワークや、Microsoft Copilotを悪用するReprompt攻撃IBMのBob IDEにおけるプロンプトインジェクションの問題が確認されています。
生成AIが攻撃の効率化に利用される一方で、1Passwordのフィッシング防止機能など、AIを用いた詐欺や誘導型攻撃の増加を背景とした防御機能の拡充も進んでいる状況が報告されました。

プラットフォームと配布経路を巡るリスク

プラットフォームや配布経路そのものを狙う事例も確認されました。
Telegramの1-click vulnerabilityによるIPアドレス漏洩や、EmEditorの正規ダウンロードサイト改ざんなど、信頼されている経路が攻撃に利用されています。利用者が正規の操作を行っているつもりでも、結果としてリスクにさらされる点が特徴です。
サービスやソフトウェア単体ではなく、入手・利用まで含めた全体像でのリスク把握が求められます。

サポート終了製品とパッチ提供停止がもたらすリスク

サポートが終了したネットワーク機器に関する脆弱性も、1月の注目点の一つでした。
D-LinkのDSLデバイス群では、すでにサポートが終了している製品を対象とした脆弱性が確認されています。サポート終了製品では、脆弱性が判明しても修正パッチの提供は期待できません。回避策が示される場合があっても、根本的な対応が取れない点が特徴です。
管理対象機器の把握やライフサイクル管理の重要性が改めて示されました。

1月のまとめ

1月は、情報窃取型マルウェアやフィッシング、業務・開発ツールの悪用、生成AIを巡る動きなど、攻撃が複数のレイヤーで同時に確認された月でした。
特定の新しい手法が目立ったというよりも、既存の攻撃モデルが組み合わされ、普段使っている環境や信頼されている仕組みが前提として狙われている点が印象に残ります。

業務ツールや配布経路、AI支援機能、さらにはサポートが終了した製品まで、「正しく使っているつもりの環境」が、そのまま攻撃に巻き込まれるケースも少なくありませんでした。
利便性や効率化を支える仕組みが、攻撃側にも都合よく使われている構図は、引き続き意識しておきたいところです。

すべてのリスクを個別に追いかけるのは現実的ではありませんが、自分たちが何に依存し、どんな前提の上で運用しているのかを整理する、という視点は持っておきたいところです。

年明けのバタつきがひと段落し、通常運転に戻りつつあるこの時期だからこそ、1月の動きをヒントに、環境全体を少し引いた目で見直してみる。
そんな振り返りに向いた1か月だったと言えそうです。

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