インターネットはとても便利です。
映画や音楽をオンラインで楽しめますし、調べ物でもサービスの予約でも、やりたいと思うものは大抵何かのサービスが展開されています。
でも、なのか、だから、なのか、どこもかしこも危険です。
有名なサイトがあってそれを利用しようとするとき、そのサービスの名前をしっかりとは憶えていなくて、検索して出てきたものを上から見ていくようなことをしてしまうこともあるかもしれません。
こういったとき、タイポスクワッティングで危険なサイトに誘導されてしまったりします。
ネットワークに関わる、とくになんらかのセキュリティに関わることを仕事にしている人でもこういった危険は回避し続けることは容易ではないように思えますが、そうでない人たちにとってはどうでしょうか。
自分の身の回りを考えてみても、親兄弟や親せきのおじさんやおばさんやなんかに、「タイポスクワッティングに気をつけてね」、とか言おうものなら、「おまえはいつもわからないことを言う」とか言われそうです。
便利なサービスの提供が開始されています。
無償で利用できるDNSサービスというのは以前からありますが、そのひとつに、機能が追加されたサービスが案内されています。
- Automatic malware protection
自動的にマルウェアを防御してくれます。
ブラウザでどこかのウェブサイトに行こうとするとき、メールに書かれているURLをクリックするようなとき、そんなときにこのサービス機能の付いたDNSを使っていれば、マルウェアの配布されているサイトに行ってしまうことが回避できるという話です。 - Adult content filtering
こちらも同じ考え方です。
意識せずにアダルトコンテンツが表示されてしまうことが回避できますし、子供向けのフィルタリングとして使うこともできます。
使うのは簡単です。
使う機器の使用するDNSサーバの設定を変えるだけです。
Android、iOS、Windows、macOS、Linux、家庭向けルータ、いろいろな機器のための設定ガイドも公開されています。
提供している会社にとって見返りとなりそうなのは、利用者が実施するDNSの検索情報を何らかの形で利用するということでしょうか。
そのあたりに納得ができる場合、このサービスはとても魅力的です。
わたしが現在利用しているDNSではこういった機能は提供されていませんので、仮にこの機能の強力さが十分でなかったとしても今よりはよくなると思えます。
また、利用の開始が簡単な分、利用を取りやめて元に戻すことも簡単です。
すぐに試してみようと思います。
「安全でないサイトを閲覧してしまって何かの被害にあったら困る、どうしよう。」
そういう心配も、技術である程度カバーできるのかもしれません。
ある程度は、ということを認識したうえでだと思いますが。
自分でできる対策と、技術でできる対策、合わせて使っていきたいですね。
参考記事(外部リンク):Free protection for your home Internet.
one.one.one.one/family/
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