フェイク投資キャンペーン｜ブログ(ほぼこもセキュリティニュース)

ほぼこもセキュリティニュース　By Terilogy Worx

大規模な投資キャンペーンが展開されています。
非常に多くのサイトが開設され宣伝されています。
詐欺ですが。

こんな様子です。

舞台はヨーロッパ
ヨーロッパ各地で投資キャンペーンが展開されています。
イギリス、ベルギー、オランダ、ドイツ、などが舞台となっています。
宣伝はSNS
さまざまなSNSで宣伝がばらまかれています。
Youtube、Facebookなどが使われています。
成功事例を多く公開
有名人の投資成功例が公開されています。
その地域の有名人であったり、イーロンマスクのような有名人のコメントが公開されています。
嘘情報ですが。
オンラインとオフラインの組み合わせ
被害者がアカウント登録を実施すると詐欺師から電話がかかってきます。
こういう流れだと本当のサービスのような感じがするということなのでしょうか。
詐欺師は巧みな話術で投資開始のためのデポジットの入金を促します。
ちなみにデポジットの額は250ユーロです。
現在のレートで約35000円くらいですので、このくらいなら、という金額設定に思えます。
ダッシュボードで投資状況の確認
デポジットの入金が完了するとダッシュボードにログインすることができるようになります。
ダッシュボードで投資を実施すると利益が表示されます。
実際の投資は実施されていません。
ダッシュボードの上で情報が表示されるだけです。
儲かっていると見せて追加の入金を促します。
キャッシュアウトしたいと被害者が話すと支払いの閾値を満たしていないと説明しさらなる入金を促します。

いくら儲かった表示がされたところで入金したものは引き出すことはできません。
支払いの閾値を満たしたとしても引き出すことはできません。
入金したものはすべて詐欺師のものとなります。
投資詐欺ですから。

こんな様子です。
なんとこのキャンペーン、同じ手法のドメインが1万件以上確認されています。
よくもまあこれだけ準備したものです。
早々に閉じてしまったものも大量に含まれるようですが、7月29日時点では5000件以上がまだ有効な状態で存在しています。
被害者が多ければ多いほど、そのドメインはより早くオフラインになり、そのミラーは別のドメインで利用されるという流れで動きます。
被害者が多いドメインほど早く足が付く可能性があるのでその対応のためということでしょうか。

儲け話には注意が必要ということですかね。