Powershell Windows Toolboxってなんでしょう。
ツールボックスというくらいなのでいろいろとできるようになっています。
少し前にMicrosoftからこんな話が出てきていました。
「ユーザーがWindows内から直接ネイティブAndroidアプリを実行できるようにする」というものです。
このニュースには多くの人が注目したと思います。
わたしもその一人でした。
で、その後、Android for Windows 11プレビューがリリースされたのですが、プレビューというだけあってまだまだのものでした。
途中まではやりたいことができるのですが、肝心のAndroidアプリをもってくるところでうまくいきません。
そのために使うはずのGooglePlayストアを有効化できないという問題があったのです。
こういう状況に行き当たった時にとる行動はいくつかのパターンがあります。
そっと閉じて時間を待つ人もいるでしょう。なんとかうまくいく方法がないかを探るという人もいるでしょう。
嫌なことに、後者の人をターゲットにしたマルウェアがあったのです。
GitHubでPowershell Windows Toolboxというものがリリースされました。
これはPowerShellで実装された、いくつかの機能をひとまとめにしたものでした。
いわゆるTweaksというジャンルのソフトウェアです。痒い所に手が届く微調整をしてくれるソフトウェアというわけです。
このソフトのFeatureの説明のところに、「Androidサブシステム用のGooglePlayストアのインストール」がありました。
これが話題になったのです。
口コミで話題となり、ここを何とかしたいと思っていた多くの人の知るところとなり、その人たちのPCにインストールされました。
Powershell Windows ToolboxはFeatureに記載された機能は一通り実現してくれます。
Androidサブシステム用のGooglePlayストアのインストールも実現してくれます。
でも、Featureに記載されていない機能も実現してくれます。
各種マルウェアをインストールするのです。
私自身、この手の行動パターンを選択することが多いです。
非常に怖いです。
出所の不明なものを使うとこんなことになってしまうこともあると、あらためて認識する必要があると思いました。
参考記事(外部リンク):Windows 11 tool to add Google Play secretly installed
malware
www.bleepingcomputer.com/news/security/windows-11-tool-to-add-google-play-secretly-installed-malware/
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