この度、テリロジーワークスは米BitSight社の協力の元、日本および日本企業のサイバーセキュリティステータスをスコアリングし、業界別・国別・世界平均との差異といった切り口で分析を行った結果をご紹介する動画(約25分)を作成いたしました。
以下にサマリーをご紹介いたします。
BitSightのセキュリティレーティングとは
BitSight社はセキュリティスコアレーティングのサービスを提供する、世界最大手です。
セキュリティスコア、セキュリティレーティングといった用語は最近頻繁に聞くようになってきました。すでに活用されている企業様もいらっしゃるかと思います。その名の通り、セキュリティパフォーマンスをスコア化するサービスですが、その活用範囲は自社のみにとどまりません。
自社、及びサードパーティのモニタリングを行う事により、自社のセキュリティ対策の状況を把握するだけではなく、海外拠点などを含めたサプライチェーンリスクを可視化することができます。
BitSightでは、組織のインフラに影響を与えることなくサービスを提供する事が可能です。
動画ではまず、BitSight社がどのような仕組みでスコアリングを行っているのかを解説しています。
4つの視点での日本、及び日本企業の評価
続いて、以下の4つの観点で日本と日本企業のセキュリティパフォーマンスを分析します。
企業に関する分析は、各国TOP100企業のスコアリングデータを基にしています。また、2020年の観測データを基にした最新の分析です。
- 国別の観点で見た日本
・日本のスコア平均
・G7諸国と日本のスコア比較
・G7諸国のこの1年のスコア変遷 - 業種別の観点で見た日本企業
・業種別のスコア比較(2019年/2020年)
・業種別の世界平均との比較 - IPアドレス数で見た日本
・IPアドレス100あたりのボットネット感染数と他国との比較
・この1年の感染IPアドレス数の変遷
・その他の詳細なリスクベクターに関する日本の評価 - 日本TOP100企業のスコア分析
・この1年でスコアを上げた/下げた企業の数
・世界平均よりスコアが高い/低い企業の数
・業種別パフォーマンス分布
最後に
このような詳細な観点で日本のセキュリティスコアを分析した資料は少ないと思います。BitS
ight社の豊富なデータソースとスコアリング機能を基にした、貴重なレポートとなっています。
スコアの数字でパフォーマンスを確認するだけではなく、「様々な視点での評価」「ベンチマークを置いての比較」「パフォーマンス推移の確認」など幅広い分析は、組織におけるセキュリティ施策の立案・実行において、優先順位付けや経営層へのご説明にも活用されているBitSightならではのものです。
ぜひ、今回の動画をご覧いただき、お役立ていただければ幸いです。