今時の大抵のWebブラウザには搭載されているようですね、シークレットウィンドウ。
その名前から、だいたいのイメージはわかっているつもりです。
なんか、秘密にできるのです。
では、実際になにがどう秘密にできるのでしょう。
- うれしいこと
- ショッピングサイトでお勧め商品が勝手に増えない
ショッピングサイトで普段買わないものをたまに見たりすると、それ以降必要でもないのにたくさんお勧めされて面倒なことがあります。
そういったことになることを回避することができます。 - 閲覧履歴やCookie情報がWeb参照の際に利用されたとしても、それが参照後にPCにファイルとしては保存されない
Cookieなどがなくなったり使われなくなったりするわけではありません。
サイト閲覧後にPCに残る状態を回避できる、です。 - フォームに入力した情報は保存されない
フォームに名前や電話番号を入力することもあると思いますが、そういったものがPCに保存されません。もちろんその場で入力して送信することはできます。
- ショッピングサイトでお勧め商品が勝手に増えない
- 残念なこと
- ログイン情報は毎回入力する必要がある
安全のため、ログイン情報はブラウザなどに覚えさせないで毎回入力している、という人もいることでしょう。
シークレットウィンドウを使うときには、全員がそうなります。
これは覚えていないのだから仕方がないです。 - 訪問先のウェブサイトには、記録が残る
訪問先にはどのIPのPCがいつ訪問したのかなどの記録が残ります。
閲覧した事実がなくなったりするわけではありません。 - 経路上には、記録が残る
訪問先にたどり着くまでの経路で記録が残ります。
会社のファイアウォールの記録もそうでしょうし、学校のプロキシサーバーの記録もあります。 - ISPには、記録が残る
意識が行きにくいかもしれませんが、もちろんISPも経路上にあるもののひとつです。
ここにも記録が残るでしょう。
- ログイン情報は毎回入力する必要がある
他にも重要な点があるかもしれませんが、だいたいこんな感じです。
シークレットウィンドウとはいいますが、これは単にブラウザの機能です。
魔法のようにPCの操作がなかったことになる、とか、こっそりXXXXをしても絶対にばれない、とかの効能はありません。
その操作や機能によって実際に何が起こるのかということを考えながらモノを使う、ということを心掛けたいものです。
参考記事(外部リンク):What is Incognito mode? Our private browsing 101
blog.malwarebytes.com/privacy-2/2021/05/what-is-incognito-mode-our-private-browsing-101/
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