サービス概要
MokNは、組織の外部公開環境に防御用のログインページを設置し、攻撃者を誘い込み、攻撃者が実際に攻撃に使った認証情報を収集。有効性を確認したうえで通知し、早期対応と組織固有の脅威情報の取得につなげます。
MokN Baitsは、正規のログイン画面と見分けにくい防御用フィッシングページ(Baits)を、組織の外部公開環境に展開します。
攻撃者が窃取済みの認証情報をBaitsに入力すると、その試行をリアルタイムで捕捉します。入力された認証情報は顧客の認証基盤と照合して有効性を確認し、対応が必要な事象をアラートとして通知します。
攻撃者が実際に使用した認証情報に加え、送信元IPアドレスやJA4シグネチャなどを取得できるため、パスワードのリセットやアカウントの封じ込め、SIEM・SOAR・CTI基盤での分析や検知強化につなげられます。
サービスの特長
- 攻撃に使われている認証情報を早期に収集
公開漏えい情報に現れる前の認証情報も、攻撃者がBaitsで試した段階で把握できます。
- 有効性を確認したアラート
捕捉した認証情報を認証基盤と照合し、有効と確認された事象を通知します。インターネット上の一般的なスキャンや総当たり攻撃のノイズを抑え、対応すべき事象の判断を支援します。
- 組織固有の脅威インテリジェンス
自社を標的とした実際の攻撃から、攻撃者のIPアドレス、JA4シグネチャ、標的となったユーザーなどを取得します。
- 短時間で導入できるSaaS
MokNのクラウド上にお客様専用の環境を用意します。既存のシステム環境に大きな変更を加えることなく、Baitsを展開できます。
- 既存のセキュリティ運用と連携
SIEM、SOAR、チケット管理、認証基盤などと連携し、アラートの集約や初動対応の自動化に活用できます。
機能紹介
Baitsの展開
SSL VPNやWebメールなど、攻撃者が狙いやすいログイン画面を模したBaitsを外部公開環境に設置
認証情報の収集
Baitsへのログイン試行から、入力されたユーザー名・パスワードを収集
有効性の検証
Active Directory、Entra ID、Okta、Google Workspaceなどの認証基盤と照合
脅威情報の生成
攻撃者のIPアドレス、JA4シグネチャ、標的ユーザー、攻撃キャンペーンなどを可視化
対応連携
SIEM、SOAR、WAF、ファイアウォール、CTIプラットフォームなどへ連携し、調査・検知・封じ込めを支援
ダッシュボード
攻撃頻度、標的となったユーザー、組織の脅威レベルなどを一元的に確認
利用方法/導入までの流れ
- 要件確認
検知したい脅威、外部公開環境、既存の認証・セキュリティ基盤を確認します。 - PoC
お客様の実際のシステム環境で無償PoCを実施し、Baitsの動作や検知内容、導入効果を確認します。 - Baitsの選定・設定
対象とするサービスを選び、証明書のアップロードとDNS設定を行います。 - 展開・連携
Baitsを公開し、認証基盤やSIEM、SOAR、チケット管理など必要なシステムと連携します。 - 運用開始
アラートを確認し、認証情報の無効化、調査、検知ルールへの反映などを行います。導入後はトレーニングや定期レビューを通じて運用を支援します。
活用事例
※MokNが公開している匿名の導入事例に基づきます。
成果はお客様の環境や運用状況によって異なります。
大手小売企業:公開前のVIP認証情報を捕捉
従業員数:約5万人/売上高:約200億ユーロ/世界1,800店舗以上
従業員と外部人材の認証情報の悪用状況を把握するため、MokN Baitsを導入しました。標的型攻撃に使われた40件を超えるVIPの認証情報を収集し、その中には公開漏えいデータベースでは確認されていない有効な認証情報も含まれていました。得られた情報は、リスクの高いユーザーへの教育やパスワードポリシーの改善に活用されています。
大手グローバル企業:Active Directoryの漏えいを把握
従業員数:約7万5,000人/売上高:約300億ユーロ/世界94か国で事業展開
認証情報の窃取に対する検知を強化するため、MokN Baitsを導入しました。ユーザーと内部サービスアカウントを狙うパスワードスプレー攻撃を検知し、調査の結果、それまで把握されていなかったActive Directoryの情報流出を確認しました。これを受け、セキュリティ対策の優先順位を見直しました。
グローバル製造企業:公開情報より早く認証情報の悪用を検知
従業員数:約1万2,500人/売上高:約50億ユーロ/世界20か国以上で事業展開
従来の脅威インテリジェンスでは把握しにくい攻撃を検知するため、MokN Baitsを導入しました。公開漏えい情報に現れていない認証情報によるログイン試行を捉え、数か月後に同じ情報が公開されたことで、従来の情報源より早く悪用を把握できていたことを確認しました。
サービス提供会社:MokN
MokNは、フランス発のサイバーセキュリティ企業です。
大規模組織のSOCでセキュリティ運用に携わってきたメンバーが、認証情報の窃取や悪用を従来の対策だけでは早期に把握しにくいという課題を背景に設立しました。
攻撃者の行動を防御に活用するという考え方のもと、外部公開環境に設置した防御用のログインページを通じて、実際に悪用されている認証情報を収集する「MokN Baits」を提供しています。
よくあるご質問
- 「Baits」とは何ですか?
- 組織の外部公開環境に設置する、防御用のログインページです。攻撃者が窃取済みの認証情報を試すと、その試行を捉えて検証します。
- 一般の利用者がBaitsへアクセスすることはありますか?
- Baitsは検索エンジンに登録せず、通常のサイトからリンクしないため、正規利用者からは見つけにくい設計です。
- ダークウェブ監視との違いは何ですか?
- ダークウェブ監視が、すでに公開・流通している漏えい情報を調査するのに対し、MokNは、攻撃者がBaitsで実際に試した認証情報を収集します。これにより、ダークウェブや漏えいデータベースに認証情報が公開される前の段階でも、その認証情報が攻撃に使われている兆候を把握できる可能性があります。
- MFAを導入済みでも利用できますか?
- 利用できます。MFAでリスクを低減している環境でも、認証情報が実際に悪用された兆候を捉え、追加の判断材料として活用できます。
- どのようなシステムと連携できますか?
- 認証基盤のほか、SIEM、SOAR、チケット管理、WAF、ファイアウォール、CTIプラットフォームなどとの連携に対応します。具体的な製品や構成はお問い合わせください。
ご留意事項
本ページに記載する機能、対応製品、導入期間、検知・対応結果は、契約内容や顧客環境、設定、攻撃者の行動などによって異なります。すべての認証情報の窃取、不正アクセス、情報漏えいの検知または防止を保証するものではありません。
最新の仕様や提供条件はお問い合わせください。