先日、ハッカーがフロリダ州の水処理システムに不正にアクセスし、水道の水質の設定値を危険な設定値に変更しました。
変更された内容は以下のようなものだったようです。
- 水酸化ナトリウム濃度:約100ppmから11,100ppmに変更
水道水において適切な範囲での利用は通常行われているのだと思いますが、安全な範囲を超えて含まれる場合、眼や皮膚などいろいろな部分に大きな影響があるものだそうです。
今回の件では、不適切な変更はすぐに職員によって検出され、危険な状態の水が水道水として利用されてしまう前に値を戻すことができたようなので、大事には至らなかったとのことです。
ハッカーからの声明も確認されていないようですし、当局はこのハッカーをいずれかの組織に分類する活動は行っていないということです。
それが誰だったとしても、それがどんな目的だったとしても、生命が最低限必要とする水のようなものに対してこのような非人道的な活動をすることはいかがなものでしょうか。
水などの基本的な資源を安心して使える世の中であってほしいものです。
参考記事(外部リンク):Hacker modified drinking water chemical levels in a US city
www.zdnet.com/article/hacker-modified-drinking-water-chemical-levels-in-a-us-city/
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